教官だったころ、スチュワーデスの教室で授業するのと、男性客室乗務員へのそれとでは、ずいぶん違う反応がありました。教壇で話していると、スチュワーデス訓練生たちは、よくうなずいてくれました。うなずきがあると、教官の方も、よく聞いていてくれているな、自分の話が理解されていると安心します。ところが、女性にくらべ、男性は、授業中あまりうなずきません。女性のクラスでの授業になれていると、あまりの反応のなさに、調子が狂ってしまいます。
ところが、うなずくのは、教官と目が合ってしまったからであって、教官の話を理解したからではないことが分かりました。特に、2度うなずきは、ほとんど聞いてないと考えた方がよさそうです。
出発ブリーフィングを見ていると、同じ現象が起きています。ただし、その人は、論理的に理解しようとするのではなく、話し手に対して、共鳴しようとしているかもしれません。
「耳を傾ける」という言葉があるとおり、少し頭を傾けるようなしぐさで他人の話を聞いている人は、本当に聞いていると考えてよいです。
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