足を組むしぐさは、もともと欧米のものです。欧米では、この動作は、「リラックスしている」ことを意味します。
したがって、リラックスしてもよい場所では、足を組んでも構いません。ソファーなどは、むしろリラックスするためのものです。足を魅力的に見せるために、欧米の女性は、積極的に足を組みます。
昔、教官たちは、スチュワーデス訓練生が、足を組んで授業を聞いていると注意しました。でも、なぜ足を組んで授業を聞いてはいけないのか、解説できる教官はいませんでした。イギリス人やドイツ人スチュワーデス訓練生が来て困りました。彼女たちは、授業中、足を組んでいます。欧米では、授業中、足を組んでも注意されません。教官たちは、邦人訓練生に対してと同じように、足を組んでいる訓練生を見つけると、注意しました。ところが、外国人たちは、"Why"と聞いてきます。
「Whyと言われたって、困るわ」
と心で思いながらも、
「日本では、授業中、足を組まないことになっているの!」
と、いい続けました。

でも、訓練生は、今ひとつ納得できない顔をしています。彼女たちに言わせれば、
「足を組んでリラックスしていた方が、授業に集中できるし、眠くならないんだもの」
確かに、彼女たちは、授業中、居眠りしません。

日本では、儒教の影響で、上司や恩師や先輩の前で、リラックスした恰好はしません。授業もそうです。教師が話しているときに、リラックスした恰好をすることは、礼儀に反していると教わってきています。
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