機内で使用している箸のかたちを思い出してみてください。町の食堂などで使っている「割箸」は使っていません。機内のお箸は「天削箸(てんぞげ)」と呼ばれ、高級料理店用の箸です。両端とも細くなっている箸は、「利久(利休)箸」と呼ばれ、茶懐石に用いられます。客室での盛り付け用には、この利休箸を使っています。
昔、皇太子のご成婚を記念して、機内で柳箸を配ったことがあります。この箸はその名のとおり、柳の木で作られた色白の折れにくい箸です。別名、祝い箸と呼ばれています。婚礼や祝宴のときに使われます。これも両端が細くなっているのが特徴です。
箸が一般的に使われるようになったのは、奈良時代からだそうです。それまでは、竹製の一本箸で、それをピンセットのように二つに折り曲げた形で使っていました。
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