国内系国際線現役Naoさんのフライトエッセイ集です。 |
| 異文化的付き合い方 | |||
| 面接必勝法 | |||
| 「あの鐘を鳴らすのはあなた〜」の巻 | 『ミルク』のミスがもたらしたもの | ||
| 「やってみて!自分も、まわりもHappyなこと」 | チップ考 | ||
| 「ね」には気をつけなさい | ラーメン珍事件 | ||
| 自分磨き | クレームに救われたの巻 | ||
| どんなCAになりたいですか? | 水商売か | ||
| 大殺界を生きる−こんな選択もありか | A社の場合 | ||
| 僕のためにやってよね | |||
| 正しい苦情の言い方 |
「あせらない女は美しい」 |
4月になりました。 みなさんは、どのような女性、どのような社員として働きたいですか? 私は、最近、こう思います。「あわてない女」に勝るものはない。 客室乗務員は、常に予備のストッキングを2足は持っています。1足は、非常時に備え、忙しいサービスの時間でも差し支えなくサササッと取り替えられるために。予備を持っていれば、多忙な同僚に、「ねえ、持っている?」と迷惑をかけることもありません。もう1足は、困っている同僚に渡せるためにです。私の知る限り、スカーフやエプロンを、常に2枚、フライトに持ち合わせる人がいます。汚したときのためにと、一緒に働く仲間と色が被ってしまわないようにするためです。そんな時には、別色のエプロンを着けられるようにという理由からです。 丸めれば、化粧ポーチよりもかさ張らないですし、ここぞ!という大切な時には、時間と安心確保のためにも、ぜひストッキングは持ち歩くとよいと思います。 「あわてない女は美しい」です。 今度は、パン屋さんに行ったときの話しです。横並びにレジがあり、お客さんは縦一列に並び、空いたレジから、「こちらにどうぞ」と呼ばれる形式でした。私が呼ばれた時には、列には5人ほどが並んでいた状態です。 「次のお客様どうぞ・・・、ソーセージパンが一点、ソフトロールが一点・・、合計600円になります」 冷静に考えると、店員さんは、根本的には、間違えずに作業をできているけれど、やっていることは、流れ作業で、言葉は付属品に過ぎないのです。見ていて、いつネジが外れるか、外れても動き続けるのか、お店にとっても、その時点では、回転率を上げていたとしても、非常に不安定な要素になっていました。 とても忙しい時、女性は、特に、顔の表情にその動揺や焦りが出ると思います。避けられるものならば、その表情、その状況はできる限り回避したいものです。 「前もってやっておく」というのが苦手な人は多いと思います。しかし、「あせらない女」はその状況に陥った時に、茫然自失し慌てふためく恐怖、見苦しさを知っているのです。 こうはならないよう、仕事ではできる限り平静を保てるよう努めてくださいね。 「あせらない女は美しい」です。 |
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「あきらめちゃったらお仕舞いよ」の巻 |
「普段どんな気持ちで飛んでいるのですか?大変ですか」 例えば、出社前に、なにかトラブルや問題、難題があったとします。そんなときには、「仕事が終ってからまた考えればいいわ」と思うのです。のん気といえばのん気かもしれません。しかし、いっぱい、いっぱいになった頭に、すこし時間的空間を作ってあげます。そうすると、到着して仕事が終わり、移動バスに乗るころには、「ああ、そうだ。あれはこうすればいいかも!」という新しいひらめきが起こる可能性が高くなるのです。出社前に、コーヒーショップで、コーヒーを一杯楽しんでから、フライトに向かう乗務員を見かけるのは、そんな理由があるからかもしれません。 フライトに入ると、私は自分が接するお客様すべてに、到着地まで、その方が心地よい時間と空間を過ごしていただくことを心がけています。そのためには、自分のモチベーションを上げることが秘訣です。 具体的には、自分が直接サービス担当にあたるお客様に対しては、少なくとも、おひとりひとりにお声をかけて、目を合わせるようにしています。なぜか、それはお客様全員とつながりをもつためです。例えば、それができると、お客様が倒れた時に、すぐにお連れ様を探せますし、何らかの御迷惑をおかけした場合(たとえば、サービス中にお水をこぼしてしまった時)など咄嗟の対応を要することが起きた時にも、お客様への誠意が伝えやすくなると思います。 一度、ファーストクラスで、こともあろうに、エルメスのバッグに、シャンパンのしずくをこぼしてしまったことがありました。「叱られる!どうしよう」という気持ちが頭をよぎりました。しかし、その奥様は、「こんなところにバッグを置いておいた私が悪いのよ、気になさらないで。あら、このシャンパンはあなたのおすすめのとおり美味しいわ」と言っていただけました。事前にミスをフォローできる環境・きずなを少しでも持てると、自分の理想的なサービスがしやすくなると思います。そのお客様とは搭乗時から美術館の話題で5分ほどお話をしていたのです。自分も楽しかった上に、ミスまで救われたのは何よりでした。(もちろん、すてきなバッグも大事に至りませんでした) 最後まで責任を持ってサービスに当たらせていただくのですから、インチャージ(※各客室の責任者)になると、さらに、「このクラスの担当は私です。任せてください」という気持ちであたらなければなりません。昨今、政治家が不祥事を起こしたり、食品に偽造が見つかったりすると、「責任者は責任をとって即辞任せよ」と与野党や周りが騒ぎ立てますが、果たして私にはなぞです。その場で辞めても、問題はいっこうに解決しないからです。やめるなら解決の糸口を探って、できる限りの改善策をとってその結果が見えてから辞めるのが責任ですし、社会人・人としての誠意だと思います。やめるのは一番簡単なことで、こんなに無責任なことはないと思います。 客室乗務員である限り、ミスをしたから仕事を放棄する、あきらめるというわけにはいきません。あきらめちゃったらおしまいです。ミスは全員でカバーし、ご迷惑をおかけしたお客様、またその周りの方々への配慮、ミスの改善は次回のサービスで活かすことが大切になってきます。 信用を失いかけたとき、どう行動するかで、結果は大きく異なってくると思います。インチャージやスーパーバイザー(※チーフパーサー)ともなると、お客様のみならず、さらに他の客室乗務員のやる気を高めたり、乗務員同士の連携を強めたりする工夫も必要とされます。 何年も働くと、昇格したり大事な場面を任されたりすることが多くなりますが、とてもやりがいのあることですし、サービス業だけでなく人生の勉強にもなります。考えてみると、無駄な経験はひとつもありません。貪欲に他人のミスからも一緒に学ばせていただく気持ちと、私はこうして働きたい、こんなフライトを作りたいという意思は、常に持ち続けたいなと思います。1フライト、1フライトごとに与えられる課題があるはずです。それをこなして楽しんで、また悩んで解決して、それの繰り返しこそ仕事の学びです。つらい、大変だ、とネガティブなことに目をむけてあきらめちゃったら、そこでおしまいです。 |
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「あの鐘を鳴らすのはあなた〜」の巻 |
大学生と接する機会があり、いつもになく、私も多少の若作りをして出かけ、学生とのふれあいを楽しむことができました。そこで、とても印象的な学生Sさんに出会いました。彼女が、自分の性格のことで悩んでいると打ち明けてくれました。 「私は〜」「私は〜」と、自分の意見を先に言って、「相手を踏み倒したものが勝ち」的な世の中で、Sさんは素直に相手を思いやり、自分を省みることができる人でした。彼女こそ、本当に意思のある強くて優しい方だと思ったのです。ただ、それに、自分が気ついていないのです。 Sさんよ。 自分の感情を自然と表情で表せるなんてすてきじゃない?人の前で話を していると、そういうリスナー(listener聞き手)にこそ、私は話しかけたくなるわよ。この 人なら答えてくれるって直感でわかるもの。Sさんとはみんなも話しをして楽しいはず よ」 と言いました。Sさんは嬉しそうに、でもすぐに眉毛をハの字にして心配そうに答えました。 て怖くなってきちゃって、逃げ出したくなります」 面接や接客で、まったく面識のない人と話をするときに大切なことは、相手に、いかに自分の人と為(なり)を知ってもらい安心していただくかだと思います。人は、初対面の人でも、なにか1つ共通点を感じると安心できるといいます。こんなことがありました。ファーストクラスに、某有名企業の社長がご搭乗になられた際、偶然にも、その方の出身が新潟県とわかり、「私の父も新潟の○○出身なのですが、一番お好きなお銘柄(お酒)は何ですか」「先日スキーで八海山に行きまして…」と盛り上がりました。となりにお座りのお客様も、偶然に東北出身で、お二人はすっかり打ち解けられ、酒を交わされるほどでした。降機されるときには、「○○君のおかげで今日は同窓会みたいで楽しかったよ、ありがとうさん」とお礼の言葉をいただきました。自分も楽しく、お客さまも楽しく、非常によいコミュニケーションがとれました。私のしたことは、お客様との会話を楽しんだことと、お好みのチーズと乾き物や飲み物のお代わりをお持ちした程度です。 「慣れ」もあると思います。場数を踏むと、対人関係が億劫でなくなるのかもしれません。でも、大切なのは、相手あってこそ成り立つのが会話ですから、自分の「こころ」をきちんと素直に表現しないといけないということです。もっと楽しんで欲しい、もうお休みになりたい頃かな、あのチーズがお好きなのかなと思ったら、その「こころ」を行動に移すのです。 面接も、接客も、私を知ってください、私はこういうことが出来ますし、こんなことに興味があるのです、ここに興味を持ってください、私は役立てる自信がありますというのを、そのまま自分の言葉で表現できればよいのだと思います。打たなければ鐘は鳴りません。投げかけなければ、人の反応はありません。 「苦手と思う人にはね、彼のお父さん、お母さんだと思って接するといいわよ。無愛想 これから、いろいろな人に出会い接するなかで、接客業は自分で工夫できる、面白くて人間性が広がる職業だと思います。CAという仕事は、広げたければそれが無限に広げられる職業です。Sさんも、これから就職活動をする方も、みんながんばって!と願ってやみません。気がつかないだけで、すてきな部分がたくさんあるのですから。悩む前に、鐘を打ってみて!! |
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「やってみて!自分も、まわりもHappyなこと」 |
その1 私の尊敬するF先輩の話 東京−ホノルル線は、一足早く、到着前にリゾート気分を味わうお客様で連日のように満席で、ビールがよく出るフライトでした。お酒がよく出るときは、お客様が貧血を起こすことがあります。この日も、機内のお手洗い近くで3人のお客様が倒れ、フライトアテンダントはそのケアに追われていました。(人間の本能でしょうか、人は具合が悪くなる前に、人目につかないところ、トイレなどに移動するそうです)前日に眠れなかった、仕事をぎりぎりまでしていた、などで体調が万全ではないまま、飛行機にお乗りになる方はすくなくありません。 さて、病人が発生すると、毛布がたくさん必要になります。一般の旅客にサービスしてしまっていますので、余りの毛布はほとんどありません。どのCAも精一杯探し、自分たちが休憩用に使う毛布も引っぱり出してきましたが、それでも足りません。F先輩は、「ファースト(クラス)で余っている羽毛を出して」と指示し、それで、具合の悪いお客様は、暖を得ることができました。ファーストクラスにあるものは、ファーストクラス旅客用に搭載されていますので、クラス(エコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラス)を超えたサービスは、どのCAも迷うところです。そのような中で、クラスを超えた機転のきいた判断と指示を出した先輩はさすがだな、と思いました。 もうひとつ、この先輩に憧れる理由があります。 自分が出来ることはなんだろう?お客様も、仲間も、自分も気分よく時間が過ごせるために「自分が」できることはなにかな?と常に考えながら行動すると、そこで使われる言葉も表情もいきいきしてきます。 その2 ものは言い様 サービスが受け上手だなぁ、と思うのはこんな方です。 その3 サービス業 サービス業は与えられた仕事の中に、自分で「言葉」や「ホスピタリティ精神」を駆使して、内容を盛り上げていくものだと思います。なにかの経験で、「こんな人になりたい」「こういうのって嬉しいな」と感じたら、その気持ちは、次のホスピタリティの実践、これからの自分の行動に必ずつながると思います。サービスを受ける側、する側の両方の気持ちが分かったとき、感性がみがかれるような気がします。 |
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「ね」には気をつけなさい |
私がチェックアウトして1年くらいたった頃のこと。教育と庶務関係でお世話になったS氏に、ばったりお会いしたときのことだ。 最後まで私のお話を黙って聞いてから、S氏は静かにお話してくださった。 “ね”は確かに相手に同意を求めてしまう言い方だ。ご意見を伺うときには失礼に当たる。自分が正しいか、どうしてよいか分からないときには、話しながら無意識に自分の気持ちをどちらかに傾けてしまうことになる。ときに、冷静さを欠くことになるのかもしれない。 S氏におそらく5年ぶりにばったり機内でお会いした。今は、異動で遠い県にいらっしゃるとのことだった。 |
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自分磨き |
最近、私のまわりで、ステキな人がどんどん増えていて、興味深いのでどんなことが流行っているのか、彼女(彼)たちに聞いてみました。 |
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どんなCAになりたいですか? |
先日、フライトから帰ってくるときに、入社試験に向かう学生さんとすれ違いました。いつものクセでしょうか、私の目は、瞬時に、10人ほどの生徒さんの第一
印象を把握していました。(機内ではご搭乗いただいてすぐに、風邪気味でいらっしゃるのか、発熱症状はおありか、お連れ様はいらっしゃるのかなど、CAは
瞬時に把握し記憶することが求められます) |
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大殺界を生きる−こんな選択もありか |
大殺界が2年以上続くのかと思うほど、28歳の頃は、ほんとうに毎日がしんどかった。神様も罪なことを!恋愛や仕事の失敗のたびに、苛酷な問題を、次々と目の前に突きつける神様に、最後のほうは、 |
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僕のためにやってよね |
長 らく休暇をいただき、「青い空から」の寄稿をお休みしておりました。エッセーの更新がなかったのは、決して塾長がずぼらであったためではなく、厳格で男ら しく、またとても部下思いの塾長の優しさとお人柄に、私がのほほんと甘えてしまったからです。また、社会復帰し、エッセーを寄稿するにあたり、これからも
言いたい放題のご意見番風エッセーになることをお許し下さい。「シャバの空気はどうよ?」と同期に聞かれましたが、出足は追い風のごとく時間と仕事に追 われ、またのんびり過ごしてきた浦島花子(うらしまはなこ)には風当たりの強いもので、それはそれは、復帰は大変でした。 |
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正しい苦情の言い方 |
先日授業で、「最近起こった頭にきたことと、そのときあなたはどうしたか」というテーマで話し合いをしました。お国柄や、人柄、性格がでるのであろう、と比較文化に興味のある私は、わくわくする気持ちでクラスメートの話を聞きました。 |
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異文化的付き合い方 |
大抵のことは、自分でなんとか解決しようと頑張る私ですが、今回はかなり落ち込みました。2人の外国人と、喧嘩とまでは行きませんが少し言い合ったのです。 |
| アメリカ留学体験より |
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面接必勝法 |
質問コーナーには、「今日面接行ってきました」「みなさん頑張ってください」「洋服は・・・ですか?」という面接に関する質問やアドバイスが載っています。 |
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『ミルク』のミスがもたらしたもの |
先日、インストラクターとして、初々しい後輩達と鹿児島を飛んだときのことです。 |
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チップ考 |
先日、お客さまが、「外国にいくとチップに困るんだよね。いくらあげていいのかわからなくてさあ」と話していたので、ちょっと私の考えを書いてみました。 |
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ラーメン珍事件 |
日頃、 |
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クレームに救われたの巻 |
Magic?、今でもシステムダウンが多いです。機械のダウンに追われてクルーもダウン、では元も子もない気がしますが、先日はそれに近いものがありました。 |
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水商売か |
とび職か、大学を出て新卒で働き始めた私ですが、飛んで5年目くらいまでは、やはり仕事では、まったく余裕がありませんでした。仕事中はもちろん、外地でも、常に緊張の糸が張って、しばしば夜中に、「あ!ショウアップに遅れる、どうしよう!」と目が覚めたものです。 |
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A社の場合 |
さて初めて母と6泊8日ローマ、フィレンツェ、ベネチアの旅に行ってまいりま した。日取りが迫っていたのと、ローマでサッカーのユベントスVSローマの優勝決定戦があったのとで、飛行機と宿泊などはすべて個人で行い、むこうで
ピサの斜塔観光などOptionalツアーを申し込みました。 |
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